時を超えて形を伝えていく│刻字プロジェクトVol.01
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カナペ・ア・ラ・モードで行なっているパールカフェでおなじみのパールアドバイザー深澤桂子さん。実はお父様が篆刻・刻字作家で、ご自身も「白雨」の雅号で刻字作家でもあります。
冒頭の写真は、白雨 作『獏』であります。悪夢を食べてもらうように、玄関に飾ってあるとのこと。美しいですね……。
ところで、刻字とは何でしょうか。
「刻字」とは、自書した紙を木板に貼り付け、ノミや彫刻刀を使い立体的に彫り、金箔や彩色を施して仕上げる書の一分野です。通常の書にはない、「書く・彫る・彩る」という複数の工程を楽しみながら創作する「書のアート」として今注目されています。
引用元:目黒学園カルチャースクール
古代の文字の形も魅力ですね。この古代文字の形に魅了され、「この文字をジュエリーにしたらカワイイかも?」というCanapeの一言で、刻字プロジェクトが発足されました。
こちらは、桂子さんのお父様である「堀玄伸」作『齋軌』。古代文字だと、また違った造形に感じますね。
そして、こちらは、同じく堀玄伸 作『蝸牛角上の争い』。ことわざの意味は、「小さな者同士の争い。つまらないことにこだわった争い」のこと。文字そのものの美しさ、刻字作品としての美しさ、そして、ことわざの深みを感じますね。
文字を身に着けることは、単にモノを身に着けるのとは違い、意味合いも含めてまとうことになるので、お守りにもなるかもしれませんね。
そして、今回の最後に、堀玄伸 作『祈天(きてん)』。天に人類の争いのない世の来ることを祈る……という意味とのこと。
パールアドバイザーの深澤桂子さんもジュエリーの専門家でもありますから、Canapeとのコラボでどのようなジュエリーが生み出されるか、今後に期待です。
(刻字プロジェクトVol.02につづく)