可能「星」に集うファンたち/きっと、うまくいくVol.01
いつもCanapeのウェブサイトをご覧くださり、ありがとうございます。
人それぞれ、こんな大人になりたい……という憧れの人がいらっしゃると思います。Canape王子をはじめ、みんなが憧れているのは、山梨を代表するシンガー・ソングライター岩崎健一さん。ファンからは「いわけん」さんと親しまれ、老若男女、多くのファンが集います。
そんないわけんさんが生み出したキャラクター「可能星人」。
下の絵画は、Canapeバージョンで描いていただいたものです。
さて、今回、この可能星人にまつわるプロジェクトが開始されようとしていますので「制作プロジェクト」に追加いたしました。
プロジェクトの経緯
発端
同じく、いわけんファンのひとりでもあるCafeキュイエール(甲府市)の店主、小池とし子さんからこんなお話をいただいたのでした。
確かに、可能星人のテキスタイルがあったら、かわいいですね! Canapeとしても、専門家の力を借りながら“技術的”にはできそうです。可能性あり!ですね。
一方、商品としてあったらファンとしては嬉しいけれど、ただ単に「商品化」という話で良いのだろうか……。そんな想いも脳裏をよぎります。
実写版可能星人?
可能星人の嫌いな言葉は「どうせ無理」。好きな言葉は「きっと、うまくいく」。不可能が可能になるって見せて行きたい……というのが、いわけんさんの想いです。
テキスタイルを作って商品化というのは、確かに「可能性」を広げることではありますが、何が足りない感じがするんですね。
そんな中、たまたま、とし子さんとのお話のなかで、障がい者の雇用、労働に関することが話題にあがりました。ここで、何かが「不可能を可能になる」という点に繋がるような感じがしたのです。
実は、キュイエールさんで開催しているいわけんさんのライブ「歌とごはん」では、ダウン症の少年少女が集まった「あゆみキッズ」の皆さんがバックダンサー(?)ボランティアとして活躍されています。
いわけんさんから、「実写版可能星人」と愛されているメンバー。
そして、彼らやその保護者の皆さんも、雇用や労働などに関する悩み、将来の不安を抱えていることを、耳にしました。
単に、可能星人の商品化を目指すより、同じ、いわけんファンとして、彼らも一緒に仕事およびプロジェクトとなるような活動ができないだろうか……。そう考えるに至りました。
いわけんさんへ相談
いろんな“可能性”が見えてきたなかで、ふと思い返すと、とし子さんからのお話の段階で、あくまでも「いわけんファン」が自主的に発案したものだったので、いわけんさんの意向をお伺いする必要があります。なので、さっそく、いわけんさんにご相談することに。
そのときの様子がこちら。このとき、Canape一行も、あゆみキッズの保護者の方とお会いして、お話しを伺うことができました。
さすが、いわけんさん。さわやかに「いいよー」と。
いままで、ありそうでなかったものを生み出してもらいたい……というお話をしてくださいました。
また、同席していた、保護者の方から「ダウン症は、生まれる前からわかっていたから、生まれた時に「おめでとう」と言ってもらえなかった」という旨のお話を聞かせてくださいました。
当事者にしかわからないような不遇もあるのでしょう……。だからこそ、わたしたちが「可能星」となって、みんなを照らしたい……。そう思ったのです。
可能性と可能星
ひと言で「可能性」と言っても、実は、実現可能かどうかという意味合いの「実現可能性」と、潜在能力という意味合いでの「可能性」があると思います。
なので、このプロジェクトは、プロダクトが成立するかどうかの実現可能性を追い求めつつ、我々の潜在能力をどこまで引き出せるかという可能性を見出すという、まさに「可能星」の塊なのです。
そんな想いを胸に、まずは、あゆみキッズの保護者の皆さまと顔合わせをいたしました。その様子が冒頭の写真です。そのときのCanape王子の投稿はこちら。
かくして、緩やかに「きっと、うまくいく」プロジェクトがはじまったのです。
(きっと、うまくいくVol.02につづく)
\ 制作プロジェクト情報 /
岩崎けんいち
山梨のシンガーソングライター
「いわけんドットコム」 https://www.iwa-ken.com/
Cafeキュイエール
小さなスプーンのお店
※ 2021年4月30日に惜しまれつつ閉店予定
所在地 山梨県甲府市丸の内1-19-21
連絡先 055-223-5252
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